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アベラールとエロイーズ価格: 2,625円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 碩学ジルソンによるアベラールとエロイーズについての解説書。 ジルソンはそもそもアベラールに対しては否定的な評価を持っていると思うのだが、この本では(エロイーズに気を使ってだろうか)ひどい扱いは避けている。とはいえ、この本はエロイーズについてが中心なのだと言っていいだろう。実際、見事なまでにエロイーズの偉大さを描きあげるのに成功していると思う。 原著は1938年なので情報の古さは否定できないけれども、だからといって内容的に陳腐化しているかというとそんなことはぜんぜんなくて、アベラールとエロイーズについて知ろうとするならば今でも必読の書だと思う。 |
市民権の哲学―民主主義における文化と政治価格: 2,730円 レビュー評価:1.0 レビュー数:3 Ackyさんの意見に全く同感です。バリバールに限らず、一般にフランス現代思想、社会科学の邦訳には首をかしげるケースが多いように思う。トゥレーヌ、サルトル、モラン、プーランザス、カストリアディスなどなど。われわれ一般市民は彼らの思想を、解説書ではなく翻訳書から本当に掴むことができたであろうか。どのような翻訳作法上の理屈があるにせよ、フランスで知的な平均的市民が普通に読んでいる以上、邦訳も最低限その程度の日本語であって欲しいと思う。買って読んではみたが、理解できたのは「訳者あとがき」の日本語だけというのではあまりに悲しいではないか。訳者、出版社に問いたい。「あなた(がた)は声に出して翻訳原稿を読 |
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ボナ・メイクス・ユー・スウェット価格: 2,500円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 "リチャード・ボナ"という音楽ジャンルが存在することを実証する天才ベーシスト初のライヴ・アルバム! アフリカ、カメルーン出身の天才ベーシスト、リチャード・ボナ。ベーシストとしてだけでなく、ヴォーカリストとしての類稀なる才能も際立つが、ジャズ・ベーシストとして、ジャコ・パストリアス、マーカス・ミラー等と肩を並べる存在になるのも、もはや時間の問題だろう。 「東京JAZZ 2003」で来日した際に、ボナにインタビューさせてもらったことがあったが、明るく人懐っこく、独特のオーラを放っていて、ベースを持っていない時でもリズムが聴こえて来そうな佇まいだったのを覚えている。その時に聴き |
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